【家を買うまでのヒストリーシリーズ Part3】

こんにちは。今日もえらい寒いですね〜。
今晩は雪が降るかも、ということで戦々恐々です。
我が家のある地方では、雪が降ると、交通渋滞が起こったり、家から国道に出る坂道で滑ったりと車での運行に支障が出ます。また、高尾〜甲府の中央線はよく雪や台風などで電車自体が止まる事が多くあり、そういった時も時々あるのです。(以前も、電車が止まって帰れなくなり、カプセルホテルに泊まったこともあります)「雪」と聞くと、かなり身構えてしまうこの頃です。


さて、<家を買うまでのヒストリーシリーズ Part3>に行きたいと思います。


・格安な家を求めて3000里〜


「家を買うぞ」と早速決めて、いろいろとネットを検索したり、新聞やチラシを集めたり、いろいろな方法で情報収集を行いました。「コレはよい!!」と思ったものについては、バイクを走らせて現地調査に行く、といった週末の過ごし方をするようになりました。関東一円をいろんなところに探しに行きました。職場が都内と多摩地区にあるため、両方の職場でも通えるような立地を、と探すようになりました。(普段は都内の職場ですが、多摩地区の事業所に行くこともあるので、両方にいけるところが必要なのです)そうして見に行った物件を紹介していきますね。

その1:横須賀にある山の借地物件:驚異の30万!!

これはネットで見かけた物件でした。当初「60万」の売値がついておりました。不動産屋に電話すると「あの物件、買わないほうがよいと思うよ〜」とのっけからのやる気ない態度。「ええ、買わない方がいい
でしょうね、それでも見に来ます??」という強い態度なんですよ。うーん、まぁ、しょうがないけど、値段が激安だから見にいくか、ということで行くことになりました。

横須賀の駅で待ち合わせて不動産屋の車に乗って現地に行きました。ん?車を途中で公園に止めてそこから歩きです。歩いて、歩いて。あることに気がつきました。バイクすら進入できず、坂道をひたすら歩いていかないと現地にたどり着かない、そういった物件でした。そう、駅から徒歩7分は平地なのですが、そこから徒歩6分は、ひたすら山登り、だという事に気がついたのです。さすがに地理条件はキツイだろう!!

家に入ってみると、少し前まで人が住んでいたようで、中はまぁまぁキレイ。崖がちょっと迫ってて怖いところもありますが・・・。風呂場もやや暗めでやや傾いてる、といった感じでした。築年数は不明。日当たりはイマイチ、かぁ、と思ってみてました。いろいろ質問してると不動産屋がこういう一言。

「気に入りましたか!!30万までまけますよ〜」


えー、一気に半額ですよ!!30万+登記の諸費用や借地の名義書換料などで、全額で50万。その金額だけだったら、なんとか買えるじゃないか!!とやや興奮してきました。地代は7000円で20年契約、といった契約。

ただし、こういう但し書きが。
「20年たったら一戸建てを取壊して更地にして返却せよ。」更地費用は250万ぐらいかかる見込み。車や重機が入れないので、手作業で破壊することになってしまい、高くつくそうです。この「更地にして返却せよ」という条件がネックとなってしまい、この物件はなかなか売れないとのこと。

不動産屋が帰った後、もう一度、現地に行って近くの付近住人のおばちゃんに世間話しながらお話。「この山にある全部の家の土地を地元のピアノ屋が持ってるの。土地を買い上げるということは認めてくれないらしい。あの地主はあまりよろしくないわね」「近頃、この山だから出て行く人もかなり多いんだけど、たまに若い人がきて住み始める」という話を聞きました。「若い人がきてくれるのは歓迎だけど、住みにくいかもしれないわねー」とのこと。

んー。いろいろ考えてしまいました。さすがに、「毎日山登りをしないと外出できない」のは体が相当キツイ。登山家でもないのに、それはハードだなぁ。車が入らないと荷物を入れられないし、バイクすら入らないのか、うーん・・・。

・・・結局、この物件は見送ることになりました。


その2:多摩地区のワンルームマンション


当時住んでいた多摩地区では、一軒家なんて1000万円以上もするので買うこと自体が難しいのですが、ワンルームマンションだったら、200〜300万円台で購入できます。築20年もの、どちらかというと学生向けのようなマンションです。そこも見てきました。やはりワンルームだけあって、結構せまいです。ユニットバスだし、キッチンなんてほとんどないようなもの。洗濯機置き場がないので、コインランドリーを使っての片付けになるような感じです。

見て感じたのは、やはり「狭さ」。我が家は荷物が多いので、この狭さだとおそらく入らないっしょ!
そう考えるとしんどいなぁ、と思ったのです。それと、この設備や広さに、100万単位のお金を投資するのは気が引けてしまう・・・。確かに生活は便利なんだろうけど、うーん。家を貸した場合に得られる賃料もあまり高くない(3万ぐらい)しなぁ・・・。

・・・結局、この物件も見送ることになりました。
なかなかよい物件にめぐり合えない日々が続くことになります。


ヒストリーシリーズPart3はこんなところです。

続きをお楽しみに〜。それでは。